London
London '99

弦楽器ディーラーのお仕事とは?


「カリスマデルモ職人」

At Peter'sShop 良く見ると、すごい人達の生写真ではないか!

玄関のベルを押すと、受付の女性(Elisabeth )が出迎えてくれた。
いよいよBiddulph氏とご対面・・・と思ったら、彼は来るのが遅れるそうだ。ロンドンも渋滞が激しいのですね。

一階のエントランスルームには、水彩による銘器の精密な絵画が数十枚掛けられている。あまりに素晴らしいもので、写真を撮るのも忘れて見入ってしまいました。(後日これはおいくら?とたずねてしまったが、残念ながらこれは非売品。)

さて、Biddulph氏がいらっしゃるまでの間、2階の応接ルームで待たせてもらうことに。そこにはレーベルとしてのPeter Biddulph を物語る過去の偉大なるプレイヤー達の生写真が・・・。(Bidduph RecordingsのブダペストカルテットによるBeethoven SQ のCDは私おすすめの愛聴盤)

しばらくして、3階にある工房を職人のMr.Eckholdに案内してもらう。
彼はまだ若く、すらりと伸びた長ーい脚と端正な顔立ちは、まさにモデル並みのいい男・・・(残念ながら写真はありません。)しかも私のためにわざわざ修理中の銘器St.CerafinのスクロールやGrantinoの裏板を持ってきて、丁寧に説明をしてくれるその物腰の美しさと、楽器に対する情熱のすごさ!

Peter氏とStradivari氏(見にくいが、後ろの絵)の三人で写真を・・・@かっこ良くて、A優しくて、B世界的楽器店のやる気に満ち溢れた若き職人!
女性でなくても惚れてしまいそうなカリスマ的魅力を感じる彼と30分ほど楽器談義に花を咲かせているうちに、階下に誰か来た様子・・・。Biddulph氏が御到着されたようです。

Mr.Peter Biddulph 大きな良く通る声、そしてやはり長身、なによりただ者ではないと感じさせる、オーラが全身から発せられています。さすがに私も緊張します。
左の写真だと何ともにこやかだけれど、本題のJ.B.Guadagniniを手渡して、とりあえず見てもらった時の彼の眼差しは実に厳しい・・・

「さあ、鑑定やいかに!」と思っていたら、今日一日じっくり見させてくれとのこと、
本人評価額 \ *0,000,000-.の楽器はついにスタジオ行き決定です。
結局今日は楽器を預けて明日受け取ることに・・。

結果を待つ間、Biddulph氏が紹介されているサイトを皆様にはご覧になっていただきましょう。

http://maestronet.com/(英語)

私?・・・私はこれからランチビール£2.50とフィッシュ&チップス!£5.25

London3に続く | 戻る