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フュッセンの車窓から。ちなみに私は「鉄愛家」というわけではありません。念のため・・。 いー笑顔ですよ。立山くん。 フュッセンの町の建物に描かれた職人達の姿。一番左には弦楽器職人。 うーん。おとぎの国です。 アヒムの工房。古賀のうしろでアルプスの如くそびえたつアヒム、実はこのとき彼は早く湖に行きたくてウズウズしている。 静かな湖畔。

ドイツ・ロマンティック街道とアルペン街道の交わる町、フュッセン
ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったという、有名な「ノイシュバンシュタイン城」(「白鳥の城」の意味)を有する町です。

ミュンヘンから鉄道で約2時間。車窓の眺めもうんと様変わりしてきました。相変わらずの良いお天気ですが、ここではいくぶん涼しい風が吹いていて、とても気持ちが良いです。フュッセンに来たのはバイオリン製作者「Achim Hofer」(アヒム・ホーファー)に会うためです。到着して駅に迎えに来てくれたのは、当時Achimの下で修行をしていた日本人の職人立山君です。(2002年現在は他の職人の下で修行中。)久しぶりにあったアヒムは、ここフュッセンだけでなく、ミュンヘンにも工房を持ったばかりで忙しい日々を過ごしているようでしたが、いつものように陽気に明るく僕を迎えてくれました。

その彼の工房の前の小さな広場には、かの有名な「Kaspar Tiefenbrucker」カスパル・ティーフェンブルッカーの銅像が立っています。

クリックしてよく見てください。右手にカリパーを持っています。Kaspar Tiefenbrucker(1514-1571)

「Gasparo Duiffoprugghar」とも呼ばれます。彼はバイオリンの歴史に関する書籍で、バイオリンを初めて作ったと考えられている人物の一人として必ず最初に登場してくる人物です。実際は「バイオリン」の定義や裏づけとなる事実などによって、答えを出すことが非常に難しいですし、その特定にどのような意味があるのかという問題もあるのですが、・・・とにかくバイオリンの起源に関する話には必ず出てくる人物です。ドイツ・フュッセン生まれですが、フランスやイタリアにも在住していたことから、わが国こそがバイオリン誕生の国である(あってほしい)という3カ国の思いに叶うということも、必ず取り上げられるゆえんかもしれません。ただ、ヨーロッパにおける擦弦楽器の開祖である説は強いようです。(ちなみに私の大学の卒論のテーマは「バイオリンの起源」でした。いずれ補足して公開したいと思っています・・がいつになるやら。)

カスパルさんにご挨拶をした後は・・・、今晩はアヒムの家族とお友達とで一緒に近くの湖畔でバーベキューということになりました。湖に到着!アヒムはとたんに服を脱いで泳ぎ始めました!私はさっきシャワー浴びたばっかりだしなぁとやめてしまったのですが、今思うとちょっともったいなかったかな。でも、ドイツ・アルプスに静かに沈んでゆく夕日を映す湖面は、それだけでこころ洗われる情景。
Achimありがとう。


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